アール株式会社

経営課題

2017.4.03ホームページが経営において重要だと考えているなら、Web担当者はこんな人を採用するべきだ

ホームページが経営において重要だと思っているなら、Web担当者はこういう人を採用するべきだ

 

御社がホームページの運用に力を入れ、ホームページで経営を良い方向へ導きたいと考えているのであれば、運用に欠かせないのがWeb担当者という存在。「若いから」、「パソコンに詳しそうだから」などと簡単な理由で任せてしまっていませんか?

 

「ホームページが経営において重要であると認識している」経営者であれば、そのホームページを運用するWeb担当者は大切なポジションであることに気付いているはず

 

もし、Web担当者を採用する基準が分からず、仕方なく「若いから」、「パソコンに詳しそうだから」などの理由でWeb担当者を任せているのであれば、本記事がその助けになるかと思います。

 

ホームページ運用において、御社が定めた目的を達成するためには、どんな能力を持ったWeb担当者が必要か、ともに考察してみましょう。

 

新しいことを覚えようとする意欲がある

新しいことを知りたいという意欲がある

 

「パソコンとかインターネットとかよく分からないです」

 

「Web担当者になってほしい」と頼んだ社員に、このようなことを言われた経験はありませんか?

 

パソコンを使用した経験がない、タイピングができないという方はWeb担当者には明らかに不向きです。しかし、パソコンやインターネットについてプロレベルの豊富な知識が必要か?と言われればそんなわけでもありません。年齢も関係ありません。

 

大切なのは、新しいことを覚えようとする意欲や姿勢です。保守的な人よりも、新しいことや流行を取り入れるハードルが低い人のほうが向いています。新しいことや流行を取り入れるハードルが低い人はパソコンやインターネットにそこまで精通していなくても、日常においてスマートフォンを使用し、SNSを使用しています。

 

個人で日常的に行っていることを企業に置き換えて考えてみることが、Web担当者のスタートラインになります。

 

社員に新しいことを頼むと、あまり反応が良くない場合もあるかもしれません。しかし、その背景にどんな理由があるのか、一度考えてみましょう。

「ただでさえ忙しいのにもっと忙しくなることで、現在の仕事がおろそかになる」「どんな理由でこの仕事を頼んでいるのかが明確でない」など、【新しいことを覚えようとする意欲や姿勢】と無関係なことが原因になっている場合もあるので、その見極めは必要です。

 

 

自ら仮説を立て、問題解決へ導く力がある

自ら仮説を立て、問題解決へ導く力がある

 

自ら仮説を立てることが出来る人は、起きた問題に対して、「この問題の原因は何だろう」と考えることが出来る人です。原因を探ろうと思わなければ、「このようにしたらこの問題を解決できるのでは・・・」という仮説を立てることができません。

 

ホームページは、仮説の集合体です。御社のホームページを見たターゲットユーザーが、「どんな行動をとったのか」が結果になります。ターゲットユーザーに見てほしい記事がまったく読まれていないのであれば、その原因を探り、「このようにしたらこの問題を解決できるのでは・・・」という仮説を立てる必要があります。

 

より良いホームページにしていくには、この「自ら仮説を立て、問題解決へ導く力」が何より大切です。その能力があれば、PDCA(計画・実行・評価・改善)がうまく機能していくと考えます。

 

  • 日常の行動に置き換えて考えるならば、次のような人があてはまるでしょう。
    ・業務の効率化を心がけている人
    ・仕事や趣味の上達が早い人

 

一概には言えませんが、そのような人は「自ら仮説を立て、問題解決へ導く力」を兼ね備えており、日常的に改善することが習慣化されているのではないでしょうか。

 

 

計画性がある

計画性がある

 

PDCA(計画・実行・評価・改善)をうまく機能させるためには、計画性が必要です。施策を闇雲に詰め込みすぎる必要はありません。仮説に基づき計画を立て、確実に実行していくことが大切です。

 

行動力はあるが、計画性がない人は、Web担当者には不向きです。ホームページ運用は根気のいるものです。その場の思い付きで、打ち上げ花火を何発かあげても意味はありません。

 

ホームページを通して、ターゲットユーザーを啓蒙していく必要があります。どんな記事を発信すればターゲットユーザーの認知を獲得し、興味関心をひき、ファンになってくれるのだろうか。それは、仮説に基づき施策を途切れることなく、計画的に実行していくことです。

 

 

一般的なコミュニケーションがとれる

一般的なコミュニケーションがとれる

 

高度なコミュニケーションは必要ありませんが、コミュニケーションに対して強い抵抗がある場合は難しいかもしれません。なぜなら、Web担当者の仕事は一人で完結できるものではないからです。各部署や経営者、外部パートナーとのコミュニケーションが不可欠です。

 

外部パートナーに記事を作成してもらう場合や、商品に特化したランディングページの作成を依頼する場合など、外部パートナーとの連携が不可欠です。イベントのお知らせやレポートなどでは、各部署をまたいでコミュニケーションをとらなければなりません。コミュニケーションをうまく取ることができければ、御社の情報をターゲットユーザーに伝えることができません。

 

 

自社製品やサービスについての「知識と愛」がある

自社製品やサービスについての「知識と愛」がある

 

一番大切なことは自社製品やサービスについての知識や愛情です。「この製品やサービスを知ってもらいたいと思う気持ち」がなければ、どんな施策もうまくいかないでしょう。

 

自分が好きでもない製品やサービスのために、何かしたいと思うでしょうか。この場合、「任せられたこの業務を早く片付けたい」という思いでいっぱいになるのではないでしょうか?


ベテラン社員は知識が豊富で、愛情があるという保証はありません。若手の社員で知識が豊富でなくても自社製品やサービスの熱いファンであれば、いずれ多くの知識を蓄えていくはずです。御社が教育にさける余裕があるならば、そのような社員に任せることも選択肢の一つでしょう。


ホームページの運用とは、ホームページを通して御社のファンをつくる仕事です。何よりもWeb担当者が御社のファンである必要があります。

 

 

ホームページ作成の基礎知識がある

ホームページ作成の基礎知識がある

 

必ずしも必要というわけではありませんが、ホームページの改善を自社でしたいと思うならば、ホームページ作成の基礎知識が必要になります。サーバにファイルをアップロードすることができ、画像編集やレイアウトの変更が出来れば、外部のパートナーへ頼むよりも、素早く改善が出来ます。

 

しかし、中途半端に知識を持ち、能力を過信している人には気を付けましょう。主観やプライドが足かせとなり、外部パートナーとうまく連携することが出来ず、ホームページの改善を妨げてしまう場合もあります。

 

ホームページを作成する技術は日増しに早くなっています。わずか1年でも制作の現場を離れてしまうと多くの人は、トレンドのデザインや技術を取り戻すのに多くの時間が必要になります。

 

ホームページの改善を自社で行っていこうと考えるのであれば、なるべく長い間制作の現場から離れていない人を選びましょう。UターンやIターン、地元企業でも良いですが、企業のホームページを作成するWeb制作会社で実際に働いているWebデザイナーやフロントエンドエンジニアはその要件を満たしていると思います。

 

 

まとめ

御社が望むWeb担当者はそう簡単には見つからないかもしれません。その場合は、必ずしもすべてを兼ね備えたWeb担当者を持つ必要はありません。お互いに目線を合わせてホームページを改善していくことができる信頼できる外部のパートナーがいれば、それも有益な選択肢の一つだと思います。

 

会社経営においてホームページ戦略が重要であると考えているのであれば、「若いから」、「パソコンに詳しそうだから」などの簡単な理由で、Web担当者を安易に決めずに、しっかりとした判断基準をもとに、経営者自らが任せたいと思える人やパートナーを人選しましょう。

 

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